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高森明勅
2024.5.24 09:17皇統問題

天皇の国事行為の代行者の配偶者やお子様が一般国民?

内親王·女王は、天皇の国事行為を全面的に代行する
摂政への就任や、一時的な代行を委任される可能性がある
(皇室典範第17条、「国事行為の臨時代行に関する法律」第2条)。
今後、皇室の高齢化や皇族数の減少が進めば、
その可能性はより高まるはずだ。

ところが、政府が提案したプランでは、その「天皇の代行者」
になられる可能性がある内親王·女王の配偶者やお子様を、
一般国民として位置づけるつもりだ。
余りにも無理で無茶な制度と言う他ない。

しかし、国民の代表機関であるはずの国会を構成する
各党·会派の多くも、それをそのまま追認しようとしている。
悪い夢を見ている気分だ。
それに立ち向かおうと孤軍奮闘している立憲民主党を応援したい。

追記
○5月22日、「読売新聞」の取材を受ける。
○5月23日、『女性自身』の取材を受ける。
○5月28日発売号に掲載予定。
○5月24 日、プレジデントオンライン
「高森明勅の皇室ウォッチ」公開。
同日Yahoo!でも配信。

【プレジデントオンライン記事】
皇統が途絶えて「王朝交替」となり「天皇系図」が一変する可能性…
「旧宮家養子縁組プラン」の致命的な欠陥

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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